そして私は無事に教室につくことが出来たのだった


教室の目の前まで行くと女子達が王子様に注目している


そんな中私は王子様に「ありがとうございます」と言い頭を下げると教室に入ろうとした


……が、


力強い手に拒まれた


くるっと後ろを振り向くと王子様立っていて私の手を掴んでいた


「……あの?」


そうポカーンとしたままそう口を開くと


王子様はふわりと笑う。


「名前、教えてくれない?」