コツコツと響く足音…。
誰か来た?、助かったかも!?
段々と近づいてくる足音に向かって私は大声で
「たすけて―ッ!!!!」と叫んだ、
叫んだ後、何故か目を強く瞑っていた
「あの、大丈夫ですか?」そう聞こえた声に固く瞑っていた目を開けた。
「は…、」
……王子様?
パッチリな目に高い鼻そしてサラサラな髪
つい見とれてしまった私は顔を赤くしてしまった
「は…、はい。」
ってか、
「あの、ですね?
道に迷ったので1ーAの教室を教えて欲しいのですけど…、いいですか?」
私は王子様を見上げてそう言うとニコリと笑い
「いいですよ、では僕のあとに着いてきて。」
快くOKしてくれたのだった
さすが、王子様、可憐だぁッ…。

