ウチは、淳に保健室に連れていってもらった。 
その日から、淳のことを気にしている……… 
 
夢をみた―…。 
久しぶりに 
 
 
誰かが、ウチの頭の中で…誰かの名前を呼んでいる   
『…し―…淳』
 
…………―淳?????? 
 
淳は友達だよ―― 
友達―――――― 
 
でも…心の中は嘘をつかない――。そんなのわかってる…。何で淳の名前が心に響くんだろう…… 
何で淳と話すとドキドキするんだろう… 
 
そんなの簡単。 
スキだから… 
淳のことがスキだから… スキでスキで、たまらないから… 
 
『ピピピピピピピ…』   
美優は目覚ましの音で目を覚ました 
 
「…あれ?マクラが濡れてる」………―泣いたんだ  
淳のことがスキって正直に受けとめられない可愛そうなウチを夢の中で見て泣いたんだ―…… 
 
ウチってば…自分大好き人間!??? 
 
気分悪い…………… 
寝た気しない……… 
疲れがたまってる… 
今日、淳にどんな顔して会えばいいんだろう。 
 
 
ま、普通に会えばいいよね 
そんな深く考えないでおこう…。淳、ああ見えて勘強いし…。 
 
 
それにしても、変な夢。