「うんっ!!だっ大丈夫ぅ」 
美優は、しどろもどろしながらも平気ぶりを見せた。 
「えっ。手…ケガしてるよ…俺が保健室つれてくよ」 
「あ…ありがと」
それにしても積極的だな…淳。 
淳は小学校からの友達  優しくって頼りになる友達 
「美優…ごめんな」
「へ?いっいいよー♪ウチも悪いし!」
おかしいな…何で淳と話すとドキドキしちゃうんだろう… 
 
ガラガラッ 
保健室の戸を開く 
 
「えっとー薬くすり…―あった!」
ホント無邪気だな… 
 
「手だして」
美優は手をさしだした。  
淳が薬を塗ってくれてる なんで…?何でこんなドキドキしまくってるの?もしかして…―   
 
「美優?大丈夫か?顔まっかだぞ。今度は熱?」 
 
「…そうみたーい」
美優は淳に甘えた 
甘えちゃったよ 
 
「寝てろよ。たぶん誰もいないしさ。」 
美優は横になった 
「ホント…美優は変わってないよな…」
 
「…淳???」
 
淳も変わってないな…  優しいとことか 
 
「手、早く治さなきゃな」 
淳は美優の手に軽くキスした。 
「!!…淳…どうしちゃったの?」
「どうもしないよ♪美優が心配だから…またくるな」