刹那「…うん。」


また優しく言ってくれる刹那に、


私は…甘えてしまう。


また…






惑わされてしまうの。







羅未亜「刹那の事…







…忘れられなかったの。


刹那の為に
忘れようとしたのに、

テレビも…
見ないようにしたのに、



Kyoって言葉に反応して…


刹那の笑顔を…
どうしても思い出してしまうの。


思い出も、
食事も、

…話したことも。


何もかも…

だから…







だから…!」





そう言ったと同時に、
刹那に抱きとめられた。