そう言ってさらに、
スッキリした笑顔を浮かべたKyo。


もうそこには
芸能人のKyoの姿はなかった。






Kyo「今日で仕事は終わりです。
皆さん今まで、
応援ありがとうございました!!

僕は僕を幸せにしてくれる人と…




…一緒に幸せになります。


本当にみんなありがとう、
みんなも幸せになってね!」




司会者「あ、あの…

Kyo…さん…?」


Kyo「…はい?」


司会者「Kyoさん…?
僕っ…て?



…話し方だって…。」




混乱しているベテラン司会者をよそに、
あぁ!と、
言いながらまた笑顔で答えたKyo。



Kyo「あ、
これが本当の僕なんです。

今まで騙したみたいになって…


…ごめんなさい!


でも僕には…






本当の僕を受け止めてくれる人がいるので、
もう『俺』はいらないんです!!」