私はKyoがあの夜…
芸能界から逃げてきた理由を聞いている途中…
本当は何度も…
何度も…
…止めようって思った。
そして―…
抱き締めたかった。
それが正解なのか、
不正解なのかわからない。
ただの自己満足かもしれないけれど…
Kyoは、
それを望んでる気がしたから。
その理由を話す瞳が―…
その表情が…
どれだけ麗華の事を
好きだったのか伝えていた。
私が妬いてしまうほど。
そして―…わかった。
自分が入る隙なんて
微塵もない事にも。
…思い知った。
…痛いほどに。
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