さっきまであんなに
不安にかられていたのに…
…あんな怖かったのに
私の心はドキドキして止まらなくなってた。
Kyoによって私の鼓動は、
早くなるばかりだった。
まるでKyoは不安を浄化するみたいで
私の心から不安と悪魔が姿を消した。
Kyoの言葉一つで
揺れ動く私の心。
なんて簡単にKyoは、
私の心を動かしてしまうの?
ずるい…
ずるいよ。
なんだか切ないよ。
Kyoは私のこと…
なんとも思ってないのに…
Kyoはただでさえ完璧すぎて、
手が届かなくて、
キラキラ眩しすぎて、
もどかしいのに。
私だけのものにはなれないKyo。
……ううん、
なるはずなんかないのに。
私の心をがっちりつかんで締め付けて
離さないんだもの―…

