そんな風にいろいろ考えていると、
肩をぽんっと叩かれた。
私が振り向くとそれはKyoだった。
嫌なこと、悪いこと…
考えていたのがわかっちゃったのかな…?
そして私に近づき、
耳元でこっそりと話をし出した。
Kyo「ちゃんと折を見て
迷子センターに連れてくからね、
…大丈夫だよ!」
そう言うと、
Kyoは私から離れてにこっと穏やかに笑った。
私がそんなに…
不安そうにしていたの…かな?
だから…
そんな優しい…
あったかい笑顔をくれたの?
その笑顔は、
あのアイドルの時のKyoでもなくって、
無邪気に笑う…
いつもみたいな笑顔じゃなくって…
男の顔をしていた。
なんかいつものKyoじゃない…
違うKyoを見たような感じがした。

