羅未亜「いたっ…

ごめんなさい…。」


私は頭を軽く下げて謝った。


すると、ぶつかった人は慌てていた。




尋常じゃないぐらい…。




??「ご、ごめんなさい!!
僕、道がわからなくて!!


ほんっとうにすみませんっ!!」


そう言った男の子は頭をぺこぺこっと
膝に頭が付きそうなくらい下げて、上げた瞬間。



―…!!







…私は固まった。





ぶつかった彼の帽子が取れたから。