私はあれから
手を引っ張って、観覧車に向かった。


観覧車に乗ったのは、
またあーゆう人達にまた…




…Kyoが傷つけられないため。


Kyoをあういう人達から守るため。





…また降りちゃうと、
わかんないけど…。


でもとりあえずKyoから、
Kyoを傷つけるものを離したかった。



私に今できる精一杯のKyoの守り方。



でも降りたときのこと
考えなかったなんて………。




がっくり…


後先考えないなんて…





バカな私。




若くないんだから、

…ね。




反省、反省。


私は手をつないでいるのを
忘れたまま、観覧車に乗り込んだ。


乗り込むと
観覧車の中が少し揺れ、

私とKyoは向かい合って座った。