アイドル逃亡中!




…違う。


私が抱きついてるんだ…!


私はなんだか恥ずかしくなって、
下を向いてしまった。


年上だからって…
つまらない意地を張ったくせに結果は…

…こうなって。



でもKyoは優しい。


何も言わないでいてくれる。


そっと…



手を差し出してくれる。






Kyo「僕、絶対羅未亜さんの側にいるから。」




そう言って、
Kyoは私の手と腰を強く抱いた。





ドキッ…




私はドキドキして、
Kyoの顔を見ることができなかった。