でもこの年で、
「やだぁ、こわぁい」なんて…

年甲斐もなく言えるわけない…。



…年上の大人の女のつまらない意地。


はぁ~
…ホントにバカね。


羅未亜「こ…

…怖くなんかないわよっ!」


怖いけど…
怖いけど怖いけどっっ!!



怖いという思いを振り切るように、
私はKyoの顔を見ずに
頭がちぎれそうなぐらい
強い力で頭を振って気合いを入れた。


なんだか気まずくて…
私はKyoを置いて、
入り口に向いて先に入ってしまった。


そう、
お化け屋敷という地獄の入り口に…







うわぁあああんっ!!


やっぱり怖いよぉっ!!






Kyo「あ、
羅未亜さぁん、ちょ…待ってよ!」