するとKyoは、
私の疑いの眼差しに気付いたのか
Kyo「ホントだよっ!
羅未亜さんの作ったご飯なら、
なんでも食べれる気がするっ!」
にこっと笑うKyoに
私は不覚にもドキッとしてしまった。
…頬がピンク色になってるのがわかる。
でもそのピンク色になった頬が
次の瞬間、顔全体が真っ赤になってしまった。
…この一言で。
Kyo「僕、羅未亜さん色に染まってきてますねっ!」
ドッキーン――。
そんな褒め殺しのセリフを
アイドルの…とびきりの笑顔で言う?
…わかってる。
今、私は茹でタコといい勝負だ。
お猿さんのお尻に勝てる自信があるよ。
チラッとKyoを見ると
Kyoは少し赤い顔をして、
一生懸命ご飯を食べてる。

