エナ「だからねー、高校は行っときなさいよー 後から困るんだから」 咲香「…ハイ」 それから、会話は無かった。 無言のまま、車は走って行く。 学校に近づくにつれ、同じ制服の子達がちらほらと見える。 私は、この子達と一緒に暮らしていくんだ。 心に、臆病風が吹く。 不安で押し潰されてしまう……。