ずっと前から好きだった



「瀬野!離せよ」

「ふっ…
 華奈子ちゃんは
 俺のだから。」

「別に…岩崎が好きとか
 そんなんじゃないから…」

「へえ~。そうなんだ。
 やっぱり真は一途だな。
 あいつの事
 忘れてないって事だろ?」

「………………。」

「だから華奈子ちゃんは
 俺が貰うね?」







ねえ、飯島真。




あなたが分からない




「あたし、あなたのモノに
 絶対なりたくない。」

「冷たいなぁ華奈子ちゃん」

「いやっ!離して!」


必死に抵抗する私に
瀬野という男は
力付くで自分の方へと
寄せようとしてきた。



そのとき、
反対の手首を飯島が掴んで
私を引き寄せた。

引き寄せた力で
私は飯島に包まれていた



彼の心臓の音が聞こえる




緊張してるの………?