ずっと前から好きだった



「ははっ、部屋戻ろう」


笑いながら真は
オムライスの跡形もなくなった
食器を片付けた。



なんだか
あなたペースにのまれてる。






部屋に入ると、真は
ベッドにどさっと横たわり
満足げな表情で寝はじめた。



「真、寝ちゃうの?」




私はソファーに座り
テーブルに無造作に置かれた
卒業アルバムを無意味に再び開いた。




「んー、腹いっぱいで
 眠くなったー」


「寝ちゃったらあたし
 つまんないじゃん。」


「んー………」


「ねぇ…本当に
 また当分逢えないんだよ?」


「……………………」


「…聞いてる?」


「……………………」


「寝ちゃったの!?」


「……………………」



気持ち良さそうな寝息だけが
真の部屋に響いていた。