「あの二人、
お似合いだと思わない?」
ふわっと香る
かっちゃんの甘い香りが
心臓を刺激した。
かっちゃんを見れば
間近に顔があって
緊張が増した。
「………………。」
目が離せなくなっていた。
綺麗すぎる彼の顔に。
なんだか
飯島といるときの安心感が
彼にもそなわっていた
だから似ているんだと思う。
飯島と、かっちゃん
「かーなーこー?」
白い歯を出して
かっちゃんは微笑んだ。
「あっ…あぁ…お似合い…」
「ぶっ………華奈子
やっぱうける」
水をごくりと飲んだ
彼の喉仏が動いた。
男らしくてセクシー
「かなちゃーん
聞いてよーこいつ」
そんなこんなしていると
魅麗さんは爆笑しながら
迅さんを指さしていた。


