好きって気がついて改めて挨拶しようとすると、なんだか言えない…


いっいつも通りに!


「さよなら!気をつけてね」

「さよーならー!」


すると高杉君は立ち止まった。


「高杉ー!?」


「ちょっと先行ってて、すぐに行くから」

「わかったわ!早く来いよ!」


どうしたのかな、また忘れ物?


「先生、今日役割決めでちゃんと英語係になりましたから。」


「えっ?」

「それだけです。さようなら」


彼は走って友達のところへ向かって帰っていった。


ちゃんと…言ったこと…聞いてくれたの!?

えっ?正夢になった?

高杉君にその気はなくとも


なってくれただけでかなり嬉しくなった。

嬉しさを隠せずウキウキした様に帰る準備をした。


さーて帰ろう!