「そんな事より、明日何時やっけ?」



そんな事で片付ける圭吾に雄介が眉をつり上げが、真琴のまぁまぁという両手を使ったジェスチャーに、深呼吸で気持ちを落ち着かせる。



「お前はまた今更そんな事を…」


「9時に新校舎だぞ。行き方分かるか?」



どこまでも人の良い真琴に雄介がため息をつく。



「任せとき」



ニカッと笑って大きく頷く圭吾に雄介は不安を覚えた。





-ガチャ-




「ウサちゃん!!」



続いて生徒会室に、ちっこいのが怒りながら飛び込んできた。