先生はお昼休憩を取っている様で保健室には不在を示す札が掛かっていた。
「アタシ先生探してくるから冷やして待ってて!!」
梨央に付き添ってきた愛咲が先生を呼びに保健室を出た。
「保健医来るまでこれで冷やしてろ」
雄介は保健室の冷蔵庫で見つけた保冷剤をタオルに巻いて梨央に差し出した。
梨央は目を合わせないままそれを受け取る。
「梨央」
しばしの沈黙の後、不意に名前を呼ばれ梨央が顔を上げる。
「オマエ、わざと足掛けられたんだろ」
「…だったら何よ」
「人の男にちょっかい出すから恨まれんだろ」
呆れてため息をついた雄介の態度が頭にきた梨央が言い返す。
「向こうが勝手に言い寄ってくるだけだもん、梨央悪くないもん」
「気ぃ持たせるような事するからだろ?」
「何も知らないくせに!!関係ないでしょっ!!放っといてよ」
「放っとける訳ないだろ!今回は捻挫だけですんだから良かったが、何かあってからじゃおせぇーんだぞ」
「アタシ先生探してくるから冷やして待ってて!!」
梨央に付き添ってきた愛咲が先生を呼びに保健室を出た。
「保健医来るまでこれで冷やしてろ」
雄介は保健室の冷蔵庫で見つけた保冷剤をタオルに巻いて梨央に差し出した。
梨央は目を合わせないままそれを受け取る。
「梨央」
しばしの沈黙の後、不意に名前を呼ばれ梨央が顔を上げる。
「オマエ、わざと足掛けられたんだろ」
「…だったら何よ」
「人の男にちょっかい出すから恨まれんだろ」
呆れてため息をついた雄介の態度が頭にきた梨央が言い返す。
「向こうが勝手に言い寄ってくるだけだもん、梨央悪くないもん」
「気ぃ持たせるような事するからだろ?」
「何も知らないくせに!!関係ないでしょっ!!放っといてよ」
「放っとける訳ないだろ!今回は捻挫だけですんだから良かったが、何かあってからじゃおせぇーんだぞ」