「ハイハイ、そこまで!」



耕平と雄介の言い合いが途切れた一瞬の隙に圭吾が割って入った。



「今日はもう遅いし、女性陣送ってさっさと帰るで。続きはまた明日にしぃ」



いつもは傍観してる事の多い圭吾の珍しい仲裁に、耕平と雄介の動きが止まる。



「電車組はオレ、バス組は耕平、徒歩組は雄介とあゆに送ってもらう事」



圭吾はテキパキ割り振りをして半ば強引に解散させた。

耕平と雄介には不完全燃焼のままの気分の悪い解散となった。



「チッ。俺は原チャだっつーの」