義理チョコを配り終わった愛咲は本命チョコを鞄にしのばせ図書室へ向かった。


いつも通り図書室は人気がなくしんとしていた。



「先生」



小さい声で図書室の奥に呼びかける。



「こっちだよ」



愛咲の大好きな優しい声が返ってくる。



愛咲の本命は誰にも言えない秘密の相手。