学園祭最終日、生徒会のメンバー達もクラスの出し物に一生懸命になっていた。



隣のクラスの廊下が騒がしいと感じた耕平は生徒会として注意しようかと自分のクラスから出てみた。



「……何してんの?」



すると騒ぎの中心に雄介がいた。


校内だけでなく、他校生にも人気のある雄介が学祭のノリに任せて女の子達に揉みくちゃにされていた。



「プッ。椿呼んでこよー」



雄介の真琴に対する想いに気付いていた耕平が面白がって笑う。



「なっ!てめぇ!!」



雄介が抵抗し、輪から出ようとするが、女の子達に押し戻される。



「私が何だって?」



そこへたまたま通りかった真琴が耕平に声を掛ける。