焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜


「ごっ、ごめん。」


それにナッツン…嫌、夏樹は目立ち過ぎる。


通り過がる女生徒達が見てるじゃないか!こんな目立つトコで待ち合わせすんな!


「夏樹、何もこんな目立つトコで待ち合わせしなくても…」


女生徒達の好奇の目に晒されている事を恨めしく思いながら、ささやかな抗議を試みる


はぁ…とため息をついて呆れたような夏樹の態度。



『オマエ方向音痴だろ。』


「……。」



夏樹は…、どんだけアタシをバカにしているのだろうか!?