彼女が途切れる事がないくせに、そのくせ全然幸せそうじゃない夏樹を見るのが悲しかった。


アタシに心配なんて死んでもされたく無いだろうけど、今話さなかったらもうこんなチャンスは無いだろう。


取り返しがつかないぐらい喧嘩したって、大学入学と同時に家を出て、一人暮らしを始めるアタシは、もう夏樹と顔を合わせる事も無いだろうと、気まずくなるのも気にせずに、今まで言いたかった事を言おうと心に決めた。