焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜



夏樹になら…



夏樹だから、アタシは抱かれたいのに。



「夏樹になら…いい。」



消え入りそうな声で言ったけど、恥ずかしくて顔がほてるのは止められない。



『本気か…?』



こんなに恥ずかしいのに、更に念を押して来る夏樹が憎い。



この意地悪オトコめ…。



そんな夏樹の意地悪にも、恥ずかしくてもう頷くしかできない情けないアタシ。



コクンとアタシが頷くのを見ると、



『行くぞ。』



と言って夏樹がアタシの腕を引いた。