焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜


今日の谷間だってそうだ…



アキだって自然とそうなるまで待ちなって言ってたのに、



アタシだって、本気でそこまでの勇気無いくせに、



アタシの知らない夏樹の顔がある事が…堪らなくアタシを不安にさせるんだ。



今日だって夕飯食べて2人でまったりしたら、夏樹は自分のマンションへと帰って行く。



夏樹のマンションはウチから近いから、夜中だろうと何時だろうとすぐに帰れるんだけど、



だけど…



アタシ達は付き合い出してから、一人暮らしし始めても、まだお互いの家に泊まった事が無い。



アタシのアパートは狭いから泊まりにくいにしても、夏樹のマンションは広いのに!



12時近くになると、必ずアタシを送ると言って、アパートまで連行して来る…。