既に寒すぎる空気感に凍死寸前だけど、図星過ぎて取り繕えない!



「ゴメンッ!けど正直思いました!」



ここは素直に吐いておこうではないか!



…例え凍死したとしても!



どんな暴言吐かれるかとビクビクして思わず俯いて怯えていると、



ふと掌に温もりを感じた、



驚いて顔を上げると、夏樹がニヤリと不敵に笑って、アタシの指に夏樹の大きくて骨張ったキレイな指が絡み付いて来た。



『行くぞ。』



そう言ってアタシの手を引いて歩き出す夏樹。