夏樹君はモテるからって女子をバカにしている。 実際そんな声が女子達の間で聞こえるようになっていた。 夏樹はそんなんじゃないよって言いたかったけれど、女の私が庇った所で、女子達には逆効果なのは分かっていた。 その日の帰り道、公園で夏樹を見かけた私は、思い切って夏樹に言ってみようと思った。 それが総ての間違いだったんだけれど…。