ダメなんだ、俺は。

君が傍にいれば、それだけでいいと。

そう思ってしまうから。


君さえ許してくれるなら、他の言葉はいらないと思えてしまうから。

君以上に熱中できる何かを、見つけることはできないから。


君と一緒にいると、大切に思っていたはずのことも。

こだわっていたものも。

みんな小さくなってしまうから。


ダメなんだ。

まだ、俺には。


創りたい夢がある。



君の輝きに霞んでしまうから。


しばらくはこの距離が、俺には必要なんだ。


泣かせた言葉は取り消せないから。

ダメな男だって笑っていいから。

怒っていいから。


俺を見捨てないで。

もう少しだけ、俺のわがままに付き合って。



お願いだからさ。