慄梛は拗ねてるのか怒ってるみたいで
俺を見ようともしない



「ごめんって、機嫌治せよ」

「別に怒ってないよ…
ただ、女子校ってさ怖いところなのかな?」



怒ってると思ってた
慄梛は不安になってただけみたいで、
今日から高校生になる俺らは別高校で

高校を受験したときには
共学だったはずなのに男女別に…
でも、慄梛に彼氏が出来たら俺は普通では
居られなかっただろけど大丈夫だ!!
“慄梛は女子校だし♪”

なんて有頂天で喜んでた



「慄梛、一緒に帰ろうな?」

「もちろん♪
校門の所で待ってるからね」

「了解!
つか、いい加減着替えるわ」

「じゃ、下で美愛さんと待ってるね♪」



慄梛は部屋を出て行った





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