「磨梛抖、賢これから、一緒にどっか行かねー?」
「わりぃ、慄梛と約束してるから今度な!」
「俺は瑞梨と帰るから、また!
磨梛抖一緒に行こうぜ」
賢と待ち合わせ場所の校門で待ってるけど
なかなか来ない…
「今日はどっかに行くの?」
「靴買いに付き合ってもらうんだ」
「じゃ、そのあとがチャンスだな!」
「なんのだよ」
「こ・く・は・く!」
「あっ!賢、磨梛抖くん!
慄梛今日学校に戻ってきてなくて、
賢に何回も電話したんだけど、でなくて」
「あー、スマホ忘れたみたいで…
って、慄梛ちゃん戻ってきてないって」
「電話にもでないの、磨梛抖くんなら何か知ってるかと思ってたんだけど…」
「俺も慄梛から財布返してもらおうと思って賢と朝校門のとこまで来たんだけど、家の方に走っていく慄梛見たきりで」
「もしかして、何かあったの…かな…」
「はいはい、慄梛ちゃんのことだから誰かに道聞かれて教えてたりとかあって、授業時間中に戻れなかったってことかも知んないじゃん?」
「慄梛ん家に行ってみるな」
「じゃ、あとで連絡して」
賢たちと別れて急いで帰ろうとした時だった
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