「りっちゃんって…?」
「あぁ、碧兎たちの妹」
「妹さんに会っても…」
「付き合えとかそんなことゆうてないから
安心してや」
「そうそう、それに今、家には誰もいないしさ」
そう言って笑う碧兎さんの顔は写真の人にそっくりで写真を見せて確認しようと思うけど、確認するのがちょっと恐くて2人の話し聞いてるとどんどん話しが進んで車もだいぶ走って海が見えはじめた
「ここが俺らの地元なん昼間に来たら海すげぇー綺麗でさ」
「じゃ、今度さ磨梛抖の友達とか呼んで
バーベキューかなんかしようか、なぁ?」
「あっ、はい」
弟も出来たみたいで嬉しいと健哉さんと碧兎さんは笑った
多少の違和感を持ちつつ景色を眺めた…
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「ここって…?」
「うちカフェやってんのって言ってもマスターが帰ってくるまでの間ね」
中に入ってもっと驚いた
慄梛が写ってた写真と全く一緒の場所…
健哉さんも碧兎さんも慄梛を知ってるってことになる…?
「そんなマジマジと見て以外と綺麗で驚いた?」
「いや、全然…ただ、なんか…」
「ん?どうした…?」
心配そうに見つめながら
「これ飲んで落ち着いて話してみ?なっ?」
鼻をくすぐるハーブの香りがどこか懐かしくて自然と涙が滑り落ちた…
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