幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪


「明日からまた探すぞ
俺と磨梛抖は勉強なんてしてる暇はねぇーな」

「賢…」

「勉強なんてしてたら気になって気になって
集中なんて出来ねぇーよ
俺はゴールに向かって突き進むのが向いてる」


親指を突き立て笑う賢


「賢なら、そう言ってくれそうな気がした」

「当たり前だろ、それに俺は家で大人しくなんてしてたら、気が狂っちまうしな」

「そりゃ相沢も大変だ」

「瑞梨は理解が深いから。生憎さまご心配なく」


賢のお陰でさっきまで悩んでたのが、嘘みたいにすっと胸の中が晴れた

そして、不意に賢が


「今度さ、あの遊園地に行かねぇ?」

「どうしたん?急に」

「息抜き、息抜きたまには出掛けたいじゃん?
磨梛抖の元気が半分以上減っちゃったみたいだし補給も兼ねてさ」

「そうだな、息抜きも大切だもんな」

「そうそう、予定あとで立てような」

「おぅ」



こんなにも、心配されて嬉しいのに、


だけど…
その反面、淋しくて…


でも、もうこれ以上心配させちゃいけない気がして、





笑って…


ごまかそうとしたけど




「へんな気を使おうとするなよ、
慄梛ちゃんとは生まれた時から一緒だけどさ、それでもマジちいせぇー頃から一緒だろ?俺ら」

「けど…」

「バレバレなんだよ。てか、気使われると悲しくなる
だから、気を使うなら、もう二度と会わねぇー」



有無を言わせないように賢は言ったけど、
本当は俺を心配して言ったことだってすぐに解った





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