「健哉くん、連絡するの
もうちょっとだけ待って欲しいの…
りっちゃんとの思い出を作りたいの…
だから、お願い…」

「俺からも頼む!!」



まひるんが泣き止んだ
あと、碧兎とまひるんはそう言って頭を下げた…



「連絡はまだしない、約束な?
思い出づくりしたったら連絡するな?」

「ありがと、健哉くん」

「いーえ、まひるんには俺感謝しなきゃならないことばっかだからさ」

「俺のお陰もあるだろ!俺にも感謝しろー!!」



碧兎の叫びなんて無視し2人が、帰ってくるのを待った




「んー、もうちょっと可愛い方がいいかな?
りっちゃんはウサギが好きって言ってたから
ケーキとかクッキーをウサギにしてくれる?」

「了解♪
碧兎スペシャルセットを作ってやるぜっ」

「だーかーら、勝手にメニュー増やすな!!!」



夕飯を豪勢にするんだと準備をまひるんの的確な指示で進め、完成間近になってきた



「まひるん、あとは2人がくるだけ?」

「うん♪
でも、主食系がないから作るね♪
多分、その間に2人とも帰ってくるね」



と、まひるんが言ってた通り帰ってきた…
俺を見るなり鄒梨は楽しげに笑ってたのに表情が一気に変わった…





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