「どれだけ、心配したと…思ってんの?」

「わりぃ…」

「健哉と連絡が取れなくなって、碧兎くんたちも心配してたんだよ?
なのに、フラッと帰ってきて何事もなかったかのようにしてムカつく…
りっちゃん、行こうか」



と、腕をギュッと掴んで 今にも泣きそうな
キイさんが目に映る…



「キイ、話そ?」

「健哉となんかと話すほど暇なんかじゃない
碧兎くん、りっちゃん借りるね♪さぁ、行こ」

「おい、キイまっ…」



まだ健哉さんが話してる途中なのに
キイさんとわたしは店を出た





「ごめんね…
無理矢理、連れて来ちゃって…
健哉はね、あたしの恋人なの…
恋人だけど、1番遠い存在、かな…?」



キイさんは遠くを見つめながら教えてくれた…



「連絡が取れなくなったって…?」

「さすが、りっちゃん…痛いとこつくな~
健哉ツーリングが好きで何日間か連絡が取れなくなってたことは合ったの
だけど、今回は半年以上連絡とれなくて…
急によ?急に今頃、突然姿見せて…」

「キイさん…」



キイさんの言葉で磨梛抖たちもきっと
これくらい、心配させてるんだ…





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