幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪

―――――慄梛――――

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半年ぶりに押す家の電話番号に手が震えた…



だけど、これでみんなが幸せになれる為ならなんだっていい…



何コールか鳴らすと










『はい、谷沂広です』










久しぶりに聞くお母さんの声が
電話口から聞こえた…






『もしもし?どなた?』

「……………っ」

『もしかして、慄梛?慄梛なの!?』

「親不孝な娘でごめんね
わたしの部屋に行って…大好き…元気でね」



用件だけ伝え電話を切ろとする間も



『元気なの?何処にいるの?
慄梛、慄梛……』



と、言う声が聞こえた…




「りっちゃん、ほんとに良かったの?
後悔はしてない?
好きな方を選んでって言ったのはあたしだけど、でも、やっぱり…」

「真妃」



電話を切ってすぐに真妃さんと碧兎さんは



「りっちゃん、お願いがあるの…
碧兎と話し合って決めたことなんだけど…」

「うちにずっと一緒に居て欲しい、だからさ
もう荷物を鞄ん中に詰めてなくていい」

「だからね、りっちゃん妹として一緒に暮らそ?
りっちゃんとあたし似てるし、
りっちゃんはあたしの妹って言って、ずっと一緒に居てほしいの」

「…真妃さん、碧兎さんいいん、ですか…?」



二人とも微笑んで頷いた





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