――――慄梛―――――
行くあてもないまま星が光り輝く空を見上げながら足を進めた…
そして、始発の電車に乗り込んで行く宛のないまま、海の見える駅で降りた…
―神様がもしいるなら…
いるならば、磨梛抖を幸せにしてください…
わたし以外の人を幸せにしてください…
そして、わたしの記憶の中からも磨梛抖の記憶の中からも、わたしたちが過ごしたことを総てを消し去ってください――
なんて、無謀なお願いを空に願い続けた…
「…ぃ、…い」
遠くのほうで聞こえる声
「…か、…ませ」
目を開けようとしてる
のに眠くて中々開けられない…
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