「撻お兄ちゃんが誰か連れて来るなんて
久しぶりだね!!はじめまして妹の舞です」

「はじめまして、やぎ「慄梛だよ」



わたしも自己紹介しようとすると遮られて



「舞、ちゃんと部屋に居なきゃダメだろ?
お母さんも休んでなきゃダメだって言ってるだろ」

「もう、大丈夫よ
慄梛ちゃん、ごゆっくりしていってくださいね」

「慄梛お姉ちゃん、わたしの部屋でお話ししましょ?」



と、2階の可愛らしいお部屋に通された



そして、テーブルの上の写真たてに目が離せなくなった…



だって、そこには幸せそうに仲良さそうに
2人写ってるのは舞ちゃんと













磨咲飛…?















「…この、写真…」

「あっ、この写真は元カレなんです…」

「元カレ…?」

「はい、あっさりとフラれちゃったんです
幼なじみの子のことが好きって知っていたのに告白したら、付き合ってもらえて自惚れたんです
彼もわたしのことが“好き”だって…
でも、彼は幼なじみの女の子が好きでその子と付き合っちゃって」



舞ちゃんはニッコリと笑っていて、その話しにわたしは言葉を失った…





.