「あれ?選ばないの?」
「…っ、フッ…」
「泣いてもダメだよ?
ふぅ~、じゃ“はい”か“いいえ”で答えて」
「…ぃ…」
「聞こえな~い
なに?“はい”って言ったの?」
コクコクと頷くと満足そうに笑って
「俺の彼女さんよろしくね?
もし、助け求めたりしたら許さないからね?」
「んっ、嫌!」
ーガッシャンーー
「俺の彼女でもあるんだし、キスくらいで恥ずかしがるなんて可愛いよ?愛結」
無理やりキスするとそう言って教室から出ていった最低な奴…
高校はあいつと違うところにって思ってたのに、そうもいかずその日から、アイツに解放されるまで、高校に入学して裕也と櫟玻に気付かれるまでアイツの彼女で居続けた…
アイツから解放されてやっと、また裕也と櫟玻と元どおりの時間を送れると思ってたのに、裕也はわたしなんかの為に無期限の停学にされた
そして、綵には“撻への好き”って気持ちを知ってる癖にと
初めて聞かされ、有りもしない噂を流され続け
気付けば仲の良かった友達を失っていた…
.

