幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪




なんて、美愛さんと話してると
磨梛抖が着替えて降りてきた



「母さん、おはよ」

「あら、おはよ♪」



茶色の髪を少しだけ立たせる
磨梛抖1番のお気に入りヘアスタイル
前に“カッコイイ”って褒めたんだっけ…
キリッと整った目と鼻、にこっり笑う顔は
真顔と別人な程違う顔付き…





「…慄梛…?慄梛?
なんか、考え事?」

「ううん♪」

「なんか、あるなら…
その…言えよ…?」

「うん!」



磨梛抖の顔が真っ赤…
そんな真っ赤な顔するなら言わなくても…
でも、いつもわたしの変化に気づいてくれるの
磨梛抖だけなんだよね
何かを感じてるかの様に1番先に心配してくれる

―だから、余計に磨梛抖以外の人に
目が向けられないんだ――



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