「裕也は、“停学くん”なんかじゃない!!
裕也は早池峰 裕也はわたしの彼氏なんだ!!
慄梛ちゃん､瑞梨ちゃんのことも、あんたなんかにわかってたまるもんか!!
わたしの大切な人達に謝れ!!」
「愛結、解ったから…そんな奴に言わなくていい…
愛結が傷つくだけだ…」
裕也は優しく彼女を後ろから抱きしめ間伐から引き離す…
「美しい絵になると思ったのに期待外れだね
今カノと元カノが俺を奪い合う
そんなシチュエーションを期待してたのに
本当見事に期待を外してくれるね、ｸｸｯ…」
そんな言葉を残し間伐は
またイルカショーの会場へと戻って行った…
そして、裕也の彼女が言った“大切な人達…”
その言葉が胸の奥でパズルが組み合うかの様に
大切に想う人の顔が次々に浮かぶ…
それでも、１番大切に想うのは…
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