鏡を見ると顔が林檎みたいに赤くなってて目が潤んで今にも泣きそうな顔をしてた…
―磨梛抖にこんな顔見せてたんだ…
恥ずかしい/////――
急いでメイク直しをしていると
――コンコン―
「慄梛?」
「あっ、い、今行く!!」
「ゆっくりでいいよ」
「ご、ごめんね」
洗面所をでると、
磨梛抖は壁によっ掛かって腕組みをしてた
「可愛い、似合ってる」
「……そんなこと……ないもん………」
「顔真っ赤」
「…磨梛抖の方が…カッコイイもん…」
「………/////」
「てか、磨梛抖の方が顔赤いじゃん!!」
ついつい、磨梛抖からぷいと顔を背けると
「嘘だよ、ごめんな?そろそろ、行こうぜ?」
わたしも磨梛抖も顔の熱が冷めないまま一緒に
磨梛抖の家を出た
「みんな、着いてるかな?」
「うーん、櫟玻とかはいそうだな」
「時間にきっちりそうだもんね」
「だろ?賢も見習って欲しいくらいだ…
絶対遅れて来るの目に見えてるし」
賢くん凄い言われよう…
待ち合わせ場所の駅に着くと櫟玻くんを含めて3人で話していた
「お、磨梛抖!」
「裕也、急にごめんな?」
「いや、謹慎でイライラしてたし?
てか、隣の子彼女?」
櫟玻くんと話していた美男子くん“裕也くん”は
わたしのことを磨梛抖の彼女と思ってるみたいで
わたしはただ、磨梛抖の言葉を待った…
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