幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪




「よし、食ったし、もーそろ、行くか?」

「うん…」

「ん?どーした?」

「着替え、直したら…?さっきスープ吹いたし」

「確かに…着替えて来る」



磨梛抖は部屋に戻りに食べ終えた食器を流しに
運ぶと、冷凍庫にわたし宛てにホワイトボードが目に入った





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Dear→慄梛ちゃん♪
メイク凄く似合ってる♪
漓維もわたしもいつでも二人の味方よ?
だから、いつでも自分を信じてね!
今日のデートFight!!
From→美愛

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「慄梛?」

「あっ、磨梛抖」



いつの間にか磨梛抖はわたしの横に居て一緒に
ホワイトボードの言葉を読む



「はぁ…だから、デートじゃねぇーつうの…」

「でも、嬉しい…
久々に磨梛抖たちと遊べるんだもん」



そう言うと優しく頭を撫でてくれた



「んな、可愛いこと言うなよ…」

「か、可愛いくない!!」



磨梛抖の言葉についつい意識しちゃってて


―でも、磨梛抖は

“ただの幼なじみにしか思ってないから”――

自分にそう言い聞かさないと余計に意識しちゃって今自分がどんな顔をしてるのか気になった



「磨梛抖、ちょっと待ってて?」

「あぁ、うん」



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そう言って洗面所で
顔を見るついでにメイク直しをしにきた




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