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「今日はデートなんでしょ♪」
「ぶっは…」
「磨梛抖早く拭かなきゃ」
美愛さんの言葉で磨梛抖はスープを噴き出して、
着たばかりの服にかかって慌てて拭く
「もう、動揺しちゃって
今からこんなんでどうするの?」
「母さんのせいだろ!!
てか、今日はデートじゃねぇーし!!」
「わぁ~、顔真っ赤にしても説得力ないわよ♪
漓維から聞いて知ってるんだからね♪」
「べ、別に赤くねぇーし」
磨梛抖の顔は赤くてつられてこっちまで赤くなる
「そんなに顔を赤くするほど、
一緒にいれるのが嬉しいのね♪」
「ち、ちげぇーよ…違くないけど…」
「全く素直じゃないんだから…、
慄梛ちゃんこの子ちょっとばかし
馬鹿だけど宜しくね?」
「そんな、こちらこそ…」
なんか良く解らないけど
交際を認めてもらう様な挨拶ぽくなっちゃった
「つか、これじゃ俺と慄梛が付き合ってるみてぇーじゃん…」
「もう、付き合っちゃえばいいじゃない」
「たく、そんなかりぃー問題じゃねぇーの」
「あら、何があったのか知らないけど母さんが
認めないものは全て許さないからね♪
それだけは忘れないで」
美愛さんはそう言うと仕事に出かけてしまって、
磨梛抖はパンとスープを全て食べあげていた…
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