「で、磨咲飛そんな疲れきった顔してどうした?」
「ん…那沙の誕生日近いから本人には当日まで
知らせないでバースデーパーティーを開くって
母さんが盛り上がって」
磨咲飛の話しを聞いて疲れるのも納得した…
―イベント好きな母さんのことだし、
盛大に祝いそうだ…なんせまだ、
誕生日まで1ヶ月半前だというのに…――
「お疲れ様」
「兄貴も手伝いだから気にしなくていいよ」
「やだ」
「弟の彼女の誕生日だぞ!しかも、兄貴が好きな
慄ねぇーの妹の誕生日を祝えば慄ねぇーは感動
するだろな~♪」
「ッ…、解った、手伝う」
まんまと磨咲飛に話しに乗せられた…
毎年、槻沛家、谷沂広家集まって祝いごとするし
しょうがないかと思った
「風呂ありがと、めちゃ気持ち良かった」
タオルで髪を拭きながら櫟玻は磨咲飛にペこりと
お辞儀をしていた
「俺、年下だし賢ちゃんみたいに接してよ」
「磨咲飛あんま気使われんの慣れてないから
普通でいいよ」
「じゃ、よろしく」
「こちらこそ!!」
「あっ、磨梛抖」
「ん?」
「明日どっか行くの?」
「あぁ、櫟玻も来いよ
裕也も呼んだりして楽しもうぜ?」
「いいのか?」
「もちろん、てか慄梛を元気づけたいからさ」
と、言う話しになって明日は、
賢、相沢、裕也、裕也の彼女、櫟玻との
7人で行くことになった
磨咲飛と那沙は学校行事準備があるとかで無しになった
そのまま、夜中まで色々な話しで盛り上がり
寝る頃には日が登り始めていた…
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