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「ただいまー」

「お帰り~、あら賢けん寝ちゃったの?」

「ん、爆睡…」

『る~なさん~♪こんにちは~♪』

「ふふ…じゃないわね」



―思ったより母さんの機嫌は良かった…
賢のお陰か…?――



「はじめまして♪あなたが櫟玻くんね?
磨梛抖がいつもお世話になってます」

「自己紹介はあとでもいいからとにかく賢を
寝かせたい…」

『俺は歌う~磨梛抖のおいえで~♪』

「そうね、賢けんはこうなると面倒だから…
布団は磨梛抖の部屋に敷いといたから」

「サンキュ」



櫟玻と一緒に賢を俺の部屋まで運ぶと布団に
歌を歌う賢を寝かせた…



『……みじゅな…』



櫟玻にギュッと抱き着き歌から寝言に変わる…



「相沢はいないから…」

「賢…、ぐる…じぃ…」

『スースー…』



賢から櫟玻を引き離し布団を被せ一段落した



「焦った…」

「ぷっ…、櫟玻いつも賢に絡まられるよな」

「ほんとだよ…
てか、小中学校のときはどうしてたか、不思議」

「俺が良く絡まられた、今でもたまに絡まられる」



賢の話で盛り上がってると
磨咲飛が疲れきった顔して部屋に入ってきた



「どうかした?」

「ん…、あっ、風呂沸いたから入って
それと、これ新しい下着」

「じゃ、櫟玻入って」

「先悪りぃーし、あとでいいよ」

「ほんと、入っちゃっていいから」

「えっ、でも…」

「櫟玻くん入って来な」

「じゃ、お先に…」



櫟玻は遠慮気味に風呂に入りにいった





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