「まぁ、とやかく下に居るからよろしく(^∀^)ノ」

「おぅ…」



なんか嵐が通り過ぎたみたいに慄梛の部屋は
シーンと静かになった…





そして、慄梛の顔を見ながら妙に安心して
胸の奥から穏やかな気持ちになれた

―早く俺が告ってたら慄梛は俺の隣りで笑って
一緒に歩いてたのか…?

慄梛が傷つけられることはなかったのか…?

誰か、答えてくれ…――



「慄梛…」



頭を撫でいたらいつの間にか俺も眠りにおちていた…




―――――――――――
―――――――――
―――――――


「…なと、まなと?」









―うん?だれか、誰かが俺を呼んでる…?――
















「…んっ…」



目をそっと開けると電気の明かりで眩しかった…



「磨梛抖、大丈夫?」



心配そうに見つめる慄梛の姿があって、
何故か俺は慄梛の腰辺りに抱き着いてる形で
いつの間にか寝ていたらしい…
肩にはタオルケットがかけられてた



「磨梛抖…?」

「ごめん、いつの間にか寝てたみたいだ」

「大丈夫だよ、けど、うなされてたよ?大丈夫?」


「慄梛が居てくれるだけで大丈夫」



―このまま慄梛が俺のそばに居てくれるだけで

“俺の心は満たされる”

だから、ぜってぇーに俺から離れるな…――





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