「…ぉーい!聖羅あ!!」

「…ん?」

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん

キスキスキスキス

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃ…

「おいっ!」

お兄ちゃんが頭に手を乗せた

「ぬわっ!」

変な妄想から一気に現実に戻った私

でも現実でもカッコいいお兄ちゃんが
目の前に居て幸せな気分になる

「しないの?」

呆れた顔をされた

別にしたくないわけじゃない

お兄ちゃんと一緒に居たいだけ

ってしたくないのは事実か…